今後、Yahoo!ショッピングはどうなるか予想する
今日はNHKのニュースにも取り上げられていたYahoo!の大体的な発表。私はストアカンファレンスに出席できませんでしたが、おおまかな内容はUstreamとかニュース、あるいはYahoo!ショッピングからの出店者向けメールで確認できました。
今後のYahoo!ショッピングでは、個人の出店も可能になり、初期費用・月額費用・ロイヤルティが無料、カード決済手数料は3.24%になり、外部リンクが自由となり自社サイト・その他への送客もOK。これらをやってECのナンバー1を!ってことを訴えたわけです。
いいとか悪いとかそういう話はお店にもよるので、話題自体に意味が無いのですが、今後を予想してみることしました。
Yahoo!ショッピングは、Yahoo!検索と同じように、使う人にはFreeで提供して広告で収入を得る、漠然と、そういうイメージに切り替わったのだと思います。いままで基本料金とかロイヤルティで稼いでいたモデルを止めて、広告で稼ぎましょうという、そんな感じ。
Yahoo!というネームバリューがあるので、無料という切り口で出店者(つまるところ出品数)を増やして、アクセスを集めて、果ては広告を打つ魅力的な市場にしようということだと思います。勝手な想像ですが、出店者(商品)が集まり、PVが増えれば広告費が上がりますので、その広告費の額を考えたら、今までのモデルのロイヤルティやら何やらは遥かに凌ぐのではないかと思います。
広告収入をメインに考え出すと、たとえばですが、各ストアページや自動送信メールにも広告が出てくる可能性がありますね。
「考えたな~」と思いますが、いち出店者の立場からすると、「毎月支払っていた課金が無くなって、バンザ~イ♪」ともいきません。
いままで独自ドメイン(自社サイト)で頑張っていたネットショップが無料ならってことでYahoo!ショッピングに出店する、個人も出店してくる、同じ企業の複数出店も盛んになってくる・・・となると当然、商品が埋もれるわけでして、そうなるとYahoo!ショッピングで売るためには広告を打つ(型番商品なら値下げなど)ってことで、結局は以前と変わらない、ってことにもなりかねません。
むしろYahoo!の今回の戦略が功を奏して、商品がもっと埋没すれば、今より悪い状況だって考えられます。石橋を叩いてばっかりですが、大胆な戦略だけに、いち出店者とすれば“裏目”に出たら恐ろしいと考えずにはいられません。
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