Yahoo!ショッピング挽回には検索結果の改善が欠かせない
10月7日のYahoo!ショッピング“革命”の発表から、新規の出店申込者数がどんどん増えているようなことが各メディアサイトでも見かけるようになりました。日経や通販新聞でもYahoo!ショッピングについての記事が書かれていましたが、関係企業の株価さえ大きく動かすほど、本件のインパクトは相当のものだったようです。
あの発表以来、今後のYahoo!ショッピングがどうなるのか?をちょくちょく考えるのですが、私のように不安に思いながら、あるいは期待を抱きながら、今後どうなるのかを考える既存出店者も多いのではないでしょうか?
これはYahoo!ショッピングだけの問題に留まらず、もしかすると楽天やAmazonといった他のモールにも波及しかねない問題であり(だから株価も大きく動いたのですが)、複数出店している企業の中には、業界全体の流れ(全体図)が変わることを不安(or期待)に思っているところもきっとあるでしょう。
私自身は、いろいろ考える中で、どうしても“あるポイント”がYahoo!ショッピング挽回に欠かせないと思っています。それは「探しやすさ」です。その最たるものは「検索の仕組み」です。
Yahoo!ショッピングにとって楽天とは大きく溝を開けられている「商品数」を何とか増やしたいと考えているようですし、私もそれは重要だと思います。ただ、それは大前提であって、商品がいくら多くても欲しい商品を見つけにくいモールのままではお客さん(Yahoo!ショッピングファン)を増やすのは難しいのではないでしょうか?
様々なキーワードで検索してみるのですが、Yahoo!ショッピングの売れている順(テスト期間中)は良い検索の仕組みとはいえません。良い検索って何?というテーマは大変難しいですが、少なくともレビューや店舗評価、販売実績、在庫有無、キーワード適合などが考慮されるべきで、そうなると以前のおすすめ順に近いのが理想ですが、どういう要素を検索結果の順位決定に取り入れるかは、少なくとも今の仕組みでは「?(クエスチョンマーク)」の付くことが多いと感じています。
もし売れている順で行くならば、キーワードの適合具合をもう少し見直すべきだと思っています。このままでは、ある特定の商品が、あらゆるキーワードで上位に上がってしまいます...今後商品数が激増することが予想されるだけにここは重要です。
「探しにくい」に加えて「買いにくい」「見にくい」「選びにくい」のままでも、やはり同じことが言えます。これは取り扱う商材によって異なるのですが、9月からのカート位置固定化によって戸惑っているお客さんもいるのでは無いでしょうか?
私は、ですが、カート位置が上部でも問題ない商品とそうでない商品があると思います。ファッションや食品などは予め買いたいものが決まっているわけではなく、ページを見ていると未だに違和感を覚えます。(いずれ慣れるのかもしれませんが、カート位置を全店舗共通にしなければならない理由が、今のYahoo!ショッピングにあるとはどうしても思えないのです。“革命”で「自由」を提唱するならば、デザインの面でもより「自由」であってほしいと私は思います。)
少し話しが反れましたが、「Yahoo!ショッピングって探しやすいよね、買いやすいよね」と評判になるくらいに、検索などの仕組みを改善させていくことが急務ではないでしょうか。
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