「革命」効果で50,000店以上の出店申し込み、周囲の反応は?
孫さんの「革命」発表からもう2ヶ月以上が経過しました。俗に言う「ヤフーショッピングの無料化」により、私の周囲も(一時期ですが)この話題で持ちきりになりました。
ある先輩のネットショップ運営者は、Yahoo!ショッピングが世に出た直後から運営されているベテランなのですが、「このままだと、Yahoo!ショッピングでは絶対埋もれてしまう。もう1店舗、ヤフーの中にオープンさせて、同じ品揃えにはしないけど(商品はセレクトするけど)、モール内で埋もれないようにしてみるよ。」とおっしゃていました。
一方で私の近所のある方は、「最近、実店舗運営がさっぱりだから、ネットショップでも出して何とかしないと・・・と思ってたんだけど、ヤフーが無料って言うからいい機会と思って。」と言い、つい先日Yahoo!ショッピングに出店申し込みをされたとのことでした。
みなさん、いろんな事情があってそれぞれです。
私も決して他人事ではなく、「今後、Yahoo!ショッピングはどうなるか予想する」で書いたとおり、数年間のスパンでヤフーがどうなっていくか自分なりに深く考えて慎重に動こうと考えています。いまだに様子見の状態ですが・・・・・・
コストが安くなったからもう1店舗出そう(複数出店しよう)とか、安くなった分広告費を投下しようとか、あるいは全然スタイルの違うお店を出店しようとか・・・そういう単純な話では無いと思います。こういう事はみんな考えることであり、同じことをやったって大きな効果が上がるとは思えませんし、むしろ新しいことをやることは、それだけコストや苦痛を伴います。「それなりのお店」を1つ作ること、運営し続けることは、それは“相当の負担”なはずです。
先に挙げた近所の方は、「とりあえず出店申し込みしたけど、商品ページってどうやって作ればいいか分からないから、全然先に進んでいないんだよ。」とおっしゃっていました。50,000を超える出店申し込みはあっても、こういう“とりあえず出店者”は結構おられると思います。
また、実店舗で売れなかったものがネットで売れる、というケースは稀だと思います。実店舗で売れ行きがさっぱりしないものを、じゃあヤフーに出して売れるかと言ったら、普通に考えたらまず売れません。「やるだけ無駄」とまでは言いませんが、それに近いところまでは行っている気がします。(キツい言い方かもしれませんが、すみません。私が言いたいのは、ネットショップも実店舗と同じように、商品を1つ売るのは大変なことだということです。)
もう革命発表からだいぶ経ちますから、このあたりから本格的に出店者、商品数がドッと増えてくるのでしょうか。ある人はYahoo!ショッピングが楽天、Amazonを脅かすと言うし、またある人は、所詮はヤフーだと言う人もいます。私個人的には・・・いまのところ後者のような気がしています。みなさんはどう思いますでしょうか?
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